腕を下げて横から投げるサイドスローは、プロ野球だと中継ぎや抑えで重宝されます。右対右、左対左は投手が有利になるので試合の終盤やピンチの場面で必要になるのです。
最近のプロ野球で代表的なサイドスロー投手といえば、中日・又吉克樹、日本ハム・宮西尚生、巨人・森福允彦選手らがいます。
サイドスローの投げ方
・体重移動に入る前に身体を前傾させる
・リリースのときに腕が地面と平行
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サイドスローは身体を前傾させてオーバースローで投げるイメージです。身体を前傾させることで腕が自然と地面と平行になります。
サイドスローは理に適った投げ方
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腕が地面と平行で肩から指先まで一直線になる状態をゼロポジションといいます。ゼロポジションは筋肉が均等に使える状態で負担が少なくて大きな力が生まれます。
オーバースローでゼロポジションに入れるためにはリリースのときに右投手は左に身体を傾け、左投手は右に傾けなければなりませんが、サイドスローは自然とゼロポジションに入るので理に適った投げ方なのです。
サイドスローの投げ方とコツ
身体を捩じる
オーバースローは腰が縦回転ですが、サイドスローは横回転になります。そのため、サイドスローは身体を横に捩じってから投げることで横の回転が速くなります。
巨人・森福投手は体重移動の前に、身体を一度セカンド方向に捩じってから体重移動に入ります。
肩の開きを抑える
肩の開きが早くなるとボールがシュート回転しやすくなります。肩の開きをぎりぎりまで抑えて前足が着地する寸前で肩を開放することで球持ちが良くなりシュート回転せずに伸びのある球になります。
日本ハム・宮西投手は肩の開きを抑えるために、前足を踏み出す前にグローブを一塁方向に向けています。
— ケーツー@野球ブロガー (@baseballnewskk) 2017年12月22日
サイドスローの変化球と決め球
中日・又吉の球種
ストレート、スライダー、カーブ、チェンジアップ、シンカー
決め球
スライダー
日本ハム・宮西の球種
ストレート、スライダー、シンカー
決め球
スライダー
巨人・森福の球種
ストレート、スライダー、カーブ、シュート、スプリット、チェンジアップ
決め球
スライダー、シュート
サイドスローで相性が良いのは横の変化球です。スライダーとシュートで左右に逃げるボールがあると打者を抑えやすくなります。
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