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昔はホームランバッターは重いバットを使うというのが主流でした。
バットの重さでヘッドがよく走りボールがよく飛ぶからです。
900グラム以上のバットは当たり前で、かつて南海などで活躍した門田博光さんは1000グラムのバットを使っていたといいます。
しかし、最近は軽いバットが主流になっています。
その理由は多彩な変化球と動くストレートに対応するためです。
プロ野球を代表するホームランバッターが900グラム以下のバットを使っています。
軽いバットが主流になった理由と軽いバットを使うメリットとは?
筒香、柳田は軽いバットを使っている
横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智選手、福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐選手、どちらもプロ野球を代表するホームランバッターですが、両選手ともバットの重さは880グラムと軽いバットを使っています。
高校野球のバットは900グラム以上と規定がありますが、プロ野球にはありません。
筒香選手、柳田選手は高校生より軽いバットを使っているのです。
体が大きく力もある選手がなぜ軽いバットを使うのでしょうか?
軽いバットのメリットは変化球や動くストレートに対応できる
最近は変化球の種類が非常に多く、ストレートも微妙に変化させる投手がいます。
そのため、打者はボールをギリギリまで引きつけて変化球や動くボールに対応しなければなりません。
ボールを引きつけて打つときに重いバットでは差し込まれやすくなります。
軽いバットの方が扱いやすく打ちやすいのです。
筒香選手、柳田選手ほどの打者になると投手は得意な変化球を多投したりストレートを動かしたりして厳しい攻めをしてきます。
それに対応するためにボールを体の近くまで引き付ける必要があって、引きつけて打つには軽いバットの方がいいのです。
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