出典:flickr
投手は変化球や緩急を使って、打者のタイミングを外すにきますので、打者は泳がされたり、詰まらされたり自分のスイング崩されることがあります。
追い込まれる前であればタイミングを外されたら見逃せばいいのですが、追い込まれてからはそうはいかず、崩されながらも対応しなければなりません。
高打率を残す打者ほど、タイミングを外されて泳がされてもなんとかバットに当ててヒットにする技術を持っています。
では、泳ぎながらもヒットが打てる打者と凡打になってしまう打者の違いとは何でしょうか?
泳がされても体の開きを抑えられている
泳がされていいバッティングができないのは、体が早く開いているからです。
本来、ボールが懐(打つポイント)にくるまで体の開きを抑えて我慢し、懐にきた瞬間に体を一気に開くことでボールに力が伝わり、強い打球が打てます。
しかし、タイミングを外されてボールが懐に来る前に体が開いてしまうと力が出切ってしまいボールを打つときには力が抜けて強い打球が打てず、凡打になります。
泳がされてもヒットになる打球を打てる打者はタイミングを外されても体の開きを我慢できているのです。
体の開きを我慢しているというのを具体的にいうと、踏み込む前足を着地させたときのつま先が投手のほうに向いていないかです。
バットを振るときに前足のつま先は投手のほうに向きますので、普通のタイミングで打つときは着地と同時につま先を開いて投手のほうに向いて問題ないのですが、
タイミング外されたときはボールが来るのが遅く、前足の着地が早すぎるので普通に打つタイミングでつま先を開くと早く力が抜けてしまいます。
タイミングを外されて泳いだときも踏み出した足のつま先をボールが来るまで開かないように我慢できれば力が抜けるのを抑えてヒットになる打球が打てる可能性があります。
インサイドアウトのスイングができている
インサイドアウトのスイングができていると泳がされたときもヘッドを効かせて内野の頭を越すようなヒットを打つことができます。
インサイドアウトとはバットが内側から出てきてヘッドが後から出てくるスイングで、反対にバットが遠回りしてヘッドが先にでるのがドアスイング です。
ドアスイングではヘッドが先に出てくるので、泳がされてなんとかバットに当てることができてもヘッドが効かないのでヒットになる打球は打てません。
インサイドアウトでヘッドが後から出てくれば、泳がされてもバットのヘッドが効いて内野の頭を越すような打球を打つことができます。
まとめ
泳ぎながらもヒットが『打てる打者』と『打てない打者』の2つの違い
・泳がされても体の開きを抑えられている
・インサイドアウトのスイングができている
バッティングに関するおすすめ記事