野球で動体視力を鍛えるには?鍛え方・トレーニング法を解説

野球

野球のバッティングや守備において必要とされる「動体視力」についてどこまでご存知でしょうか。動体視力とは、目の前を動く物体を素早く、しかも、正しく判断する能力」のことで、野球のバッティング・守備の一流選手ほど、この動体視力は優れています。

動体視力は生まれ持った才能もありますが、後天的に鍛えて向上させることもできます。今回は野球において動体視力が必要な理由や鍛え方について解説しています。

 

野球で動体視力が必要な理由

「野球において動体視力は必要」と冒頭でもお話しましたが、なぜ必要なのでしょうか。特にバッティング・守備では動体視力がプレーに影響を与えます。理由はシンプルで、バッティングで言えば「ボールを正確に捉える」「ストライク・ボールの見極め」「変化球に対応」で、守備で言えば「速い打球・送球への反応」「イレギュラーへの対応」などです。

例えば150キロのストレートが投手の指先から離れてキャッチャーミットに届くまでの時間は約0.4秒です。 バッターはその短い時間の中でストライクかボールか、打つか打たないかの判断をしてバットの芯にボールを当てなければならず、手元で曲がる変化球にも対応が求められます。

守備においても特に内野手は速い打球が飛んできた場合に、一瞬の判断の遅れが捕球できるかできないかを分けるため動体視力は必要です。

では、バッティング、守備に欠かせない動体視力はどのようにして鍛えられるのでしょうか。動体視力の鍛え方について次項で解説していきます。

 

野球で必要な動体視力の鍛え方

動体視力の鍛え方を解説する前に予備知識として、動体視力にはDVA動体視力とKVA動体視力があります。

DVA動体視力は、目線の移動による能力のことで、目の眼球運動。一方で、KVA動体視力は、前後方向に動く物を見る能力。主に野球で必要になるのはDVA動体視力です。では話を戻して動体視力の鍛え方について解説します。

電車から文字を読む・車のナンバーを読み取る

動体視力の鍛え方としてまず、気軽にできるのは電車に乗っているときに窓から目に、飛び込んでくる看板などの文字を読むことや、走っている自動車のナンバープレートの記号や番号を読み取るといったトレーニング方法です。この方法であれば気軽にすぐにでも始められます。

ビジョントレーニング

一見ビジョントレーニングと聞くと難しいそうな感じがしますが、実はトレーニング方法は簡単です。一例を紹介します。

ビジョントレーニングのポイントは眼球を動かすことです。具体的なやり方は、まずビジョントレーニングに入る前に、正面を向いた状態で、からだは動かさないようにして、両目の眼球を上・下・右・左さらに、右下・右上・左上・左下と動かす眼球のウォーミングアップをすることから始めます。

次にピント合わせをやります。やり方は以下の通りです。

①正面を向いた状態で、顔の横に親指を立てて、顔を動かさないようにして、右目の眼球だけで親指を見て、正面を見るを繰り返す。

②①と同じように左目も行う。

③右手の親指と左手の親指をおき、①の手順を繰り返す。

④親指の位置を両腕の肩幅よりやや広い位置の前に出して①の手順を繰り返す。

他にも視空間認知のトレーニング方法・目と体のチームワークのトレーニング方法など自宅で簡単にできる方法は多数あります。

またこのような動画でのビジョントレーニングもあります。

動体視力を鍛えるスマホアプリ

さらに、最近では「動体視力を鍛えられる」というスマートフォンアプリも多数出ています。ゲーム感覚でできて、いつでもどこでもできるのが魅力です。さまざまな種類のアプリがありますが、いくつか例を紹介すると、

・画面にあらわれた3桁の数字が2秒ほどで消えその数字を読み取るもの

画面にあらわれた無数のボールが一瞬だけ表示され、あらわれたボールの中から一つだけ形の違うボールを探す

などがあります。クリアしていくとトレーニングのレベルも段々上がっていくといったアプリもあります。

動体視力の鍛え方についていくつか紹介してきましたが、動体視力を鍛えるのは決して難しいことではなく、また最近では動画・アプリなど環境も整っています。

 

動体視力を鍛えるメガネとは?

最後に、動体視力を鍛える方法の一つとして「動体視力が鍛えられるメガネ」について紹介します。

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野球プレーヤーは動体視力を鍛えよう!

ここまで、野球で動体視力が必要な理由と鍛え方について解説してきました。バッティング・守備において動体視力はとても重要で尚且つ鍛えることができるということがポイントです。技術上達の練習の一環として動体視力を鍛えてみてはいかがでしょうか。

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