球団職員の仕事とは?なる方法や気になる年収・給料も!

プロ野球

球団職員の仕事は「スカウト・用具係」など選手と直接関わる仕事と「営業」「経理」「広報」「商品開発」など選手とは直接関わらない仕事に分けられます。

今回は球団運営に欠かせない「営業」「経理」「広報」「商品開発」に注目して、その人たちの「仕事の内容・給料・年収」といったことを解説してきます。

「また球団職員になるにはどうすればいいのか?」といった部分にも触れていきますので、球団職員の仕事に興味がある人は参考にしてみてください。

 

球団職員の仕事とは?

球団職員の仕事は、現場(球場)をサポートするスタッフと、一般企業のように、社内のディスクで仕事をするスタッフがいます。社内のディスクで仕事をするスタッフは、「営業」「経理」「広報」「商品開発」といった一般のサラリーマンのような働き方をしています。

 

営業の仕事

球団職員の営業職の仕事は主に以下の通りです。

・球場のチケットの販売促進

・シーズンシートの企画販売

・スポンサーの募集・調整

・球団グッズの販売

・ファンのためのイベントなどの提案や営業活動

などが球団職員の営業の主な仕事でまた、営業職は仕事内容が、営業だけにとどまらないため、単に営業とは言わないで、企画営業といった呼び方をすることもあります。

 

経理の仕事

次に、球団職員の経理の主な仕事について説明します。経理では主に以下のような給料や税金などお金にまつわる仕事をこなします。

・球団のお金を管理する

・球団職員の給料や社会保険料の計算と支給

・球団に所属するプロ野球選手への給料・年収の計算と支給

税金の計算と納付

などが球団職員の経理の主な仕事になります。一般企業の経理と特別に違いはありません。

 

広報の仕事

では、次に広報にはどのような仕事があるのかをみますと、宣伝・マスコミ対応など主に以下のような外部に向けた発信が仕事になります。

・チームの宣伝

・記者会見などのマスコミへの対応

・球団の経営方針などを、球団職員に知らせるための社内報の発行

などが広報の主な仕事で社外に向けた発信と社内向けの発信に分けられます。

 

商品開発の仕事

では、球団職員の商品開発とはどのような仕事をしているのでしょうか。チームや選手のオリジナルグッズは球団にとって大きな収入源の一つですので重要な仕事になります。主な仕事は以下の通りです。

 

・球団に関する応援グッズ・キャラクターグッズ・アクセサリー・おもちゃなど商品企画

・プロ野球選手のグッズなどの新商品の企画開発

・球団の売上アップのための施策の立案

・マーケティング業務の調査・分析

・球団と異業種企業とのコラボレーション企画

などが商品開発の主な仕事です。

どのような商品をファンは求めているのかを基準に商品を企画・販売して球団の売り上げに貢献します。

 

球団職員の給料・年収は?

球団職員の営業・経理・広報・商品開発の仕事の内容について説明してきましたが、気になるのは「給料・年収」といったところです。球団職員の給料・年収はどのくらいなのでしょうか。球団職員の新卒採用の場合の給料・年収は、球団にも、また、部署にもよりますが、給料が一般的に25万円前後で、年収にすると350万円から400万円といったところで一般企業のサラリーマンの平均くらいです。

ただ、部署や仕事内容によっては、さまざまな手当てが付くこともあり、一般企業のサラリーマンよりも多い給料・年収になることもあります。

プロ野球は華やかな世界ですので、球団職員の給料・年収も良いのでは?と思われがちですが、一般企業に就職するのとさほど違いはありません。

もちろん球団職員として売り上げに貢献したり重宝される人材であったりすると給料・年収は反映されますが、球団職員になれたらすぐに高い給料がもらえるというわけではありません。

プロ野球選手のように結果や成績を残せなければ解雇、といった厳しい世界ではありませんので、一般企業の社員のように給料は徐々に上がっていくイメージです。

 

球団職員になるには?

ここでは、今まで解説してきた球団職員の営業・経理・広報・商品開発の仕事をするために必要になる資格・スキルなどについて触れます。まず、基本的に球団職員の仕事に資格は必要ありません。

営業で言えば、営業に必要なマーケティング知識や営業技術はスキルとして求められます。経理においても会計・税務関連の取得があれば優遇されることはあっても必須ではありません。ただし細かいお金の計算などが仕事になるので向き不向きはあります。

商品開発は、製品・価格・流通などのマーケティングの知識・商品などを広めるためのプロモーション力などのスキルが求められます。

以上のような球団職員になるためには、一般企業と同じように、「応募ーー>書類選考ーー>面接ーー>採用」といったプロセスになります。

プロ野球選手が引退後に球団から声をかけられて職員になるケースもありますが、一般の人で球団職員に就職・転職を考えている場合は、応募して採用されなければなりません。

採用は各球団ごとに行われていますので、チャンスは何度かありますが、球団の所在地によって勤務先が変わります。

各球団のホームページ等で、応募の条件や仕事で必要になる、資格やスキルなどの細かな情報が掲載されているのでそれを参考にしてください。

 

まとめ

ここまで球団職員の「営業」「経理」「広報」「商品開発」など仕事内容・年収・スキルなどについて解説してきました。球団職員の仕事は、決して特別な仕事ではなく、一般企業の仕事とそれほど違いがないことが分かっていただけたのではないでしょうか。

ただし球団職員が華やかなプロ野球界を支えているのは事実です。もしプロ野球が好きで球団職員の営業・経理・広報・商品開発などに興味がある方はぜひ求人を探してみてください。