ディレードスチールのタイミング&コツ!足が遅くても成功する?

『盗塁は足の速い選手しかできない』と思っていませんか?

通常のスチール(盗塁)はスタート、足、スライディングの速さが求められ、これらの速さがなければ盗塁で成功する確率は低いです。

しかし、『足が遅くても盗塁成功する方法』はあります。

ルール違反でもグレーゾーンでもなく、真っ当な方法です。もちろん、王道の盗塁方法ではありませんが、結果的には盗塁成功になります。

ディレードスチール足が遅くても成功する!

最近はこの言葉をあまり聞かなくなりましたが、ディレードスチール足が遅くても盗塁ができる方法です。ディレードスチールとは通常の盗塁よりも極端にスタートを遅らせる盗塁です。

ディレードスチールのタイミング

スタートをするタイミングはピッチャーがボールを投げて、ボールがホームベースとピッチャープレートのちょうど中間にいったときにです。

普通に考えたらスタートを遅らせたら余裕でアウトになりそうなものですが、足が速い選手が王道の盗塁を成功させる確率と同じくらいの成功率で盗塁できます。

ディレードスチールが成功する理由&コツ!

成功する理由は2つあり、それを理解することがディレードスチールのコツになります。

キャッチャーが気付かない

1つ目はスタートが遅いとキャッチャーはランナーが走ったことに気付くのが遅れるからです。

キャッチャーはピッチャーが足を上げた時点ではランナーに意識がいきますが、ボールが直前までくると捕ることに集中します。そのため、ランナーが走ったことに気づかなかったり遅れたりします。

二遊間が気付かない

2つ目の理由は二遊間がセカンドベースに入れないことがあるからです。

これもキャッチャーと同じで二遊間もピッチャーがボールを投げたあとはバッターに注目しますので、遅れてスタートされるとセカンドベースに入れなかったり、遅れたりします。

ディレードスチールなら足が遅くても成功する

ディレードスチールはキャッチャーと二遊間がランナーが走ったことに気づかなかったり、遅れたりすることで成功するのです。そのため、足が遅くても上手くやれば成功します。むしろ足が遅い選手は王道の盗塁よりもディレードスチールの方が成功する確率が高いです。ディレードスチールが成功する理由やコツを理解しましょう。