セットポジションになると球速が落ちる投手
ランナーがいなくて振りかぶって投げると球が速いのにランナーが出てセットポジションになると急に球が遅くなる投手がいます。後ろに足を下げて勢いが付けられるワインドアップに比べてセットポジションは足を固定しているので勢いが付けられないからです。
セットポジションでも球速が出せる投手
ワインドアップに比べてセットポジションは球速が出づらいのですが、プロ野球にはセットポジションでも150キロを超えるストレート投げる投手がいます。
楽天・松井裕樹、DeNA・山崎康晃投手です。抑え投手はランナーがいなくてもセットで投げることが多く、両投手とも常にセットポジションです。
決してセットポジションだから速い球を投げられないわけではありません。
セットポジションでも球速が落ちないようにするには
セットポジションよりワインドアップの方が球速は出やすのですが、試合でランナーが出ればセットポジンションで投げることの方が多くなります。
セットポジションになっても球速が落ちないようにするには、ワインドアップのときよりも軸足に体重を乗せる意識を持つことです。
セットポジションになって球速が落ちる投手はワインドアップのときに比べて軸足に体重が乗らないまま投げるケースが多いです。
ワインドアップはゆったりと投げられるので自然と軸足に体重が乗りやすくなりますが、セットポジションはランナーがいると投げ急がなくてはならないので軸足に体重が乗りづらくなります。
そのため、セットポジションの時ほど軸足に体重を乗せる意識が大切です。
セットポジションでもワインドアップのときと同じように軸足にしっかり体重を乗せてから投球すれば球速は落ちません。セットポジションでも球速が落ちないようにするには「軸足に体重を乗せる意識」を持つことです。