野球に限らず様々な事で「センス」という言葉が使われますが、センスについて深く考えた事はありますでしょうか。「あの子は野球センスがあるな」と何気なく使っていても感覚的な部分が大きいと思います。もちろん野球センスの有無について絶対的な正解はなく判断基準が難しいところですが、センスがある選手・ない選手で特徴や傾向はあるはずです。
今回は「野球センス」をテーマにそもそもセンスは必要なのか?センスがある選手の特徴、ない選手の特徴について考えてみたいと思います。
野球センスは必要?
そもそも「センス」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか。センスという言葉は「感覚・感性・判断力・才能」といった言葉に言い換える事ができます。つまりセンスとは物事を行なう感覚であり、感性であり、判断する力であり、また生まれ持った才能という事です。
一般的に野球センスあるというのは、野球で活かせる持って生まれた才能や、スキルの上達が早いことを指します。野球をやる上でセンスはあるに越した事はありませんが、野球センスがなくても練習や努力でカバーできるのは事実です。むしろ自分の野球センスに溺れて努力をしない選手より、野球センスがないことを自覚して人一倍努力する選手の方が長い目で見れば上達するでしょう。
野球センスがある選手の特徴
では具体的に野球センスがある選手にはどのような特徴があるのでしょうか。一般的には以下のような特徴が考えられます。
・無駄な動きがない
・体を柔らかく使える
・技術の飲み込みが早い
・ボールを遠くに飛ばせる
・ボールを遠くに投げられる
野球は瞬発系の動きが多いスポーツですので、無駄な動きがなくて俊敏に動ける方が有利です。体を柔らかく使えると無駄な動きも少なくなリますがこれは練習でどうこうよりもセンスの部分が大きいです。また正しい技術理論を指導された際に、それを理解して自分のものにできるのもセンス。またボールを遠くに飛ばす・遠くに投げられるというのも生まれ持ったセンスの部分が大きいでしょう。
もちろん練習で向上させる事はできますが、身長や身体能力といったところが関係してきます。
野球センスがない選手の特徴
では反対に野球センスがない選手にはどのような特徴があるのでしょうか。
・動きが遅い
・飲み込みが悪い
・ミスを何度も繰り返す
動きが遅くて俊敏性に欠けるのは、野球において不利になることが多いので野球センスがない事につながります。またいくら良い指導を受けても飲み込みが悪いと上達できません。また誰でもミスはしてしまいますが、センスがある選手とない選手の差は同じミスを何度も繰り返さない事です。ミスの原因を理解してすぐに修正できるというのもセンスが関係します。
冒頭でも話しましたが「野球センス」というのは判断基準が難しく、正解はありません。ただ一つ言えるのは例えセンスがなくても努力・練習で補う事はできるという事です。動きが遅ければ瞬発系トレーニングを積極的に取り入れる、飲み込みが悪ければ人一倍量をこなす、ミスを繰り返すのは頭で考える癖をつけるなどといったことができます。もちろん生まれ持った才能に勝てない部分もありますが、努力でセンスを作り上げる事は可能だと思います。もちろん闇雲な努力では難しく「工夫した努力」が求められます。
野球の才能を科学的に知ることができる?
最後に野球センスと直接的な関係はありませんが、遺伝子検査で筋肉の質の割合(速筋・遅筋など)を測ることで科学的にスポーツの才能を確認することができます。最近だとDNA EXERCISEのような遺伝子検査キットで自分の筋肉の質や割合を簡単に検査することができます。こうした検査であれば、感覚的ではなく科学的に才能を知ることができます。
【PR】口腔粘膜でスポーツ遺伝子を調べる【DNA EXERCISE】