クローズド スタンスの打ち方とは?メリット・デメリットやプロ野球選手も!

ホームベース

野球のバッティングは「スクエアスタンス」「オープンスタンス」「クローズドスタンス」といったスタンスがあります。今回は、日本ではあまり馴染みのないクローズドスタンス に注目して、メリット・デメリットや、クローズドスタンスで活躍するプロ野球選手(メジャー)について解説していきます。

野球のバッティングのスタンスは3つ!

まずは「スクエアスタンス」「クローズドスタンス」「オープンスタンス」のそれぞれの特徴を見ていきます。

スクエアスタンス→両足をピッチャーと平行になるように置く最も基本的な形。

オープンスタンス→前足を後ろに引いて体を開いて構える形。

クローズドスタンス→前足をホームベースに踏み込むように置いてクロスして構えるスタンス。

クローズド スタンスのプロ野球選手(メジャー)

先ほどクローズドスタンスは日本であまり馴染みがないと話しましたが、その理由は現在の日本のプロ野球で採用している選手がほぼいないという理由からです。一応「ほぼ」と付けましたが私が知る限りではいません。

ただ海外を見るとそうではなく、外国人でクローズドスタンスを採用してメジャーリーグで活躍する選手はいます。メジャーリーグのクローズドスタンスの代表格を2人紹介します。

ジャンカルロ・スタントン

スタントン選手は、現在ニューヨークヤンキースに所属。2017年にはホームラン王・打点王に輝いている長距離ヒッター。

エイドリアン・ベルトレ

ベルトレ選手は、ドジャース・マリナーズ・レッドソックス・レンジャースを渡り歩いて2018年に引退。メジャー通算3166安打。

クローズド スタンスのメリット

ではここからはクローズド スタンスのメリット・デメリットについてみていきます。

【クローズド スタンスのメリット】

「アウトコースのボールが打ちやすくなる」

「逆方向への強い打球が打ちやすくなる」

始めから前足をクロスして踏み込んで構えるため、アウトコースが近くなり、その分バットが届きやすくなり、結界的に打ちやすくなります。また、踏み込んだ構えているので、からだの開きがなく、その分変化球にも対応がしやすく、また、右打者なら右方向に強い打球を打つことができます。

クローズド スタンスのデメリット

次に、クローズド スタンスのデメリットについて見ていきます。

【クローズド スタンスのデメリット】

「インコースのボールが打ちにくい」

「出所が見づらい」

「パワーが必要」

前足を踏み込んでいるので、体の近い部分に隙間がなく、インコースのボールにバットが出ずらく、結界的に打ちづらくなります。

また、ピッチャーに対してからだを向けている状態なので、ボールの出所が見ずらく、さらに構えた時から、腰をねじった状態から打ちはじめるため、強い打球を打つために欠かせない腰の回転が使いづらく、上半身のパワーが必要になります。

クローズド スタンスを採用する時のポイント

腰の回転が使いづらく上半身のパワーが求められるクローズドスタンスを採用する時は「体が大きい」または「長打を求めない」といったことがポイントになります。長打を求める場合はやはりパワーが必要ですので、体の大きさが必要です。または長打は求めず、逆方向に単打を狙うアベレージヒッターを目指すのが良いでしょう。

クローズドスタンスは外国人向けの打ち方

ここまでバッティングの「クローズド スタンス」に注目してメリット・デメリットについて解説してきました。クローズド スタンスは、上半身のパワーが必要なことから日本人には向かないスタンスと言えます。しかし、どのスタンスを採用するかは個人差がありますので、全てのスタンスを試しながら自分に合うスタンスを見つけるのがいいでしょう。

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