バックスイングを小さくし、早めにトップをつくる—。
腕が後ろに入り過ぎたり、アーム式だとどうしてもトップをつくるのが遅れる。
そうなると肩まわりに負担がかかってしまうんです。
引用:講談社 佐藤義則 「勝てない投手を勝たせるのが、私の仕事」
アーム投法とは?
アーム投法とは昔から使われている言葉で、バックスイングが大きい投手のことを指しますが、いい意味で使われるのではなく、短所として表現されることが多いです。
アーム投法でプロで活躍するのは難しい?
2015年、夏の甲子園を沸かせ、その後プロ入りした佐藤世那選手(元オリックスバッファローズ)は典型的なアーム投法でしたが、プロで結果を出せず、2018年に戦力外になっています。期待されていた投手でしたが、やはりアーム投法でプロで活躍するのは簡単ではないことがわかります。
アーム投法は矯正するべき?
アーム投法は、矯正するべきと言えます。その理由としては、投手は腕の動きが大きいと腕を速く振ることが出来ず、肩肘への負担もかかるので、デメリットが多くなるからです。
例えば大谷翔平投手はバックスイングからトップまでの動きが小さく非常にコンパクトです。腕を大きく使わないと力が出ないように感じますが、決してそうではなく、腕が身体の近くにあったほうが力が入りやすく腕も速く振ることができます。
そのため、腕は身体の近くで小さい動きのほうが良いのです。
関連記事:速い球を投げるには腕をコンパクトに使う!
もちろん投げ方を矯正するのは簡単なことではありませんが、できる限りバックスイングは小さくすることを意識するべきでしょう。
その他ピッチングに関するおすすめ記事