野球用語の一つに球持ちがいいというが言葉があります。投球モーションを指す言葉で球持ちの良さは好投手の必須条件です。「球持ち」の意味や球持ちを良くする方法について紹介します!
球持ちがいいとは?
まずは球持ちの意味についてです。球持ちとはボールをどれだけ長く持っていられるかということで、球持ちが良いとは投手の手からボールが離れるのが遅いということです。
球持ちがいいと
球速が出やすく、変化球が打者の手元で曲がります!
ボールが手から離れるのが遅いと、腕を加速に使える時間が長くなるので球速が出やすく、変化球の曲がり始めも遅くなるので打者の手元で曲がります。
球持ちを良くするには?
肩、腰、足の開きを抑える
球持ちが良い投手に共通するのは体の開きをギリギリまで抑えていることです。右投手は左肩、左腰、左足
左投手は右肩、右腰、右足で、これらの 開きが早くなるとそれだけリリースが早くなってしまいます。球持ちが良い投手は、開くべきときまで体の開きを我慢しています。
開くべきときとは前足が着地する直前です。投手は前足の着地とともに体を一気に開くことで球持ちが良くなります。
開きを抑えて球持ちを良くする方法
グローブの手の使い方とヒップファースト
球持ちが良い投手に共通する動作について紹介します。
まずはグローブの手の使い方、ダルビッシュ投手、田中将大投手の投球時のグローブの手に注目すると、足を上げて体重移動に入る時に極端なほど3塁方向へグローブを向けています。
カブス王朝が成立!? “新生”ダルビッシュはその切り込み隊長になれるか https://t.co/2XEOIsm9WV pic.twitter.com/AyWSsxxucJ
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年3月4日
右投手がグローブの手を3塁方向へ向けて左肩を入れることで肩が開きにくくなります。もちろん肩を入れすぎてその反動で開きが早くなる投手もいますが、一般的には肩を入れればそれだけ開きは抑えられます。
またヒップファーストの動きも球持ちに関係します。足を上げて体重移動する時に脚が先ではなく、お尻が先に打者方向へ向かっていくヒップファーストの動作が体の開きを抑えます。
ヒップファーストに関してはこちらで解説しています。
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関連記事:ヒップファーストとは?コツは?
体の開きを抑えて球持ちをよくするにはグローブの手の使い方とヒップファーストの動作が大切になります。
球持ちがいい投手は好投手!
球持ちがいいというは投手のボールが手から離れるのが遅いことで、球持ちがいいと球速が出やすく、変化球も手元で曲がります。
球持ちが良い投手に共通するのは前足の着地直前まで体の開きが抑えられていることで、開きを抑えるにはグローブの手の使い方とヒップファーストが関係しています。
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