出どころが見づらいことを武器にして、豪速球はなくても長年プロで活躍する投手がいます。出どころが見づらいことは大きな武器になりますが、なぜ、出どころが見づらいフォームは打ちづらいのでしょうか?
出どころが見づらいフォームとは?
出どころが見づらいとは直前までボールを背中に隠して投げるフォームのことです。メジャーでは出どころが見づらい投手はスモーキーと呼ばれています。
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打者はボールを背中に隠されるとボールが突然出てくるような感覚になり差し込まれやすくなります。
出所が見づらいフォームの和田・成瀬
プロ野球で出どころが見づらいフォームの投手といえば、ソフトバンク・和田、ヤクルト・成瀬投手です。
両投手とも150キロを超える豪速球はありませんが、出どころの見づらさを武器にプロの世界で長年活躍しています。
出所が見づらい投手が打ちづらい理由
普通の投手はテイクバックをするときに打者からボールが見えますので、打者はあとどれくらいでボールがリリースされるか予測できます。
しかし、出どころが見づらいとその予測ができないので、突然ボールがリリースされる感覚になり、バットの始動が遅れて詰まらされるのです。出どころが見づらいことは大きな武器になります!