プロテインの種類って？野球選手向けのおすすめや効果を解説！小・中学生も必要？

プロテインといえばひと昔前は、筋肉もりもりのボディービルダーや理想の体を求めて日頃からジムに通って体を鍛える人たちが飲んでいるものというイメージがありましたが、最近は野球・サッカー・水泳などプロの世界で活躍するスポーツ選手に加えてアマチュア選手の間でも当たり前のように飲まれていて、小学生・中学生で指導者や親に勧められてプロテインを飲んでいることも決して珍しくありません。

ただ、一言に「プロテイン」といっても国内外にさまざまな種類が販売されています。今回はそんなプロテインの種類やプロテインの効果的な飲み方などの知識と野球選手におすすめのプロテインなどの情報をお届けします。

野球選手はプロテインが必要！

まずはじめに、プロテインを筋肉増強剤のような認識を持っている人もいるかもしれんませんがそれは違います。プロテインとは「たんぱく質」です。たんぱく質は運動するしないに関わらず健康に過ごすためには大事な栄養素で、成人だと1日に体重1㎏あたり1g程度、スポーツ選手などは体重1kgに対して1.8～2.0ｇ程度摂取しなければなりません。

肉類・魚介類・卵類・大豆製品などたんぱく質を多く含む食品を積極的に食べることはもちろんですが、食事だけで賄えない分をプロテインで補う必要があります。もちろんトレーニングとプロテイン補給で筋肉は付きやすくなりますが、プロテインは筋肉を成長させると同時に激しい運動などでダメージを受けた筋肉の修復に大きな効果があるとされ、スポーツ選手には筋肉量を維持と共に使った筋肉の疲労回復をする目的でプロテインは必要になります。

プロテインの種類&効果

・ホエイプロテイン

・ソイ（大豆）プロテイン

・カゼインプロテイン

プロテインの種類は大きく分けて【ホエイプロテイン・ソイ（大豆）プロテイン・カゼインプロテイン】の3種類です。

ホエイプロテイン

吸収が早く運動直後のたんぱく質を補給するのに向いていることや水分に溶けやすく気軽に飲めることなどから最も多くの人が飲んでいるプロテインです。またアスリートだけではなく、初めてプロテインを飲んでみようと考えている人にもおすすめのプロテイン。

ホエイプロテインは牛乳に含まれるホエイ(乳清)のタンパク質を使用したプロテインで、からだへの吸収する速度がはやく、またスムーズに胃腸に届くため胃腸にも優しいプロテインです。さらにホエイ(乳清)には筋肉の合成に必要な必須アミノ酸が多く含まているので筋肉の成長や修復を素早くしてくれる効果が期待できます。オールマイティーに使えるホエイプロテインはプロテインの中でも定番と言えます。

ソイ（大豆）プロテイン

大豆のたんぱく質を粉末にしたもので、大豆に含まれている大豆ペプチド成分により運動などによる筋肉のダメージを素早く修復し、筋肉を効果的に太く強くする効果が期待できます。また大豆に含まれるイソフラボンはからだの代謝をあげる効果が期待できるので筋肉アップとからだを引き締めるといったダイエットの目的で使用されることが多いプロテインで、野球選手などのスポーツ選手にはあまり向かないプロテインと言えます。

カゼインプロテイン

牛乳に含まれるホエイ(乳清)と脂肪を取り除いた残った成分を使用したもので、ホエイプロテイとは反対にからだへの吸収する速度が遅く、効果が長続きするというメリットがあります。カゼインプロテインはホエイプロテイのように運動直後にたんぱく質を素早く補うための目的には向きませんが、グルタミンが豊富に入っているので肝臓・筋肉などに含まれている激しい運動やトレーニングで失ったグリコーゲンの回復に期待が持てますので、寝る前などの栄養補給に向いています。

プロテインの飲み方

ホエイプロテイン＝運動・トレーニング後から30分以内

カゼインプロテイン＝就寝前

効果的なホエイプロテインの飲み方は運動やトレーニングをしてから30分以内です。筋肉にダメージを与えた後は、からだからダメージを受けた筋肉を修復するために成長ホルモンが分泌されます。この成長ホルモンの分泌が開始しと同時にプロテインを補給すると効果的です。運動やトレーニング後は素早く吸収する「ホエイプロテイン」、就寝前は吸収が遅い「カゼインプロテイン」が理想の飲み方です。