アドゥワ誠のプロフィール!年俸・球速・球種は?愛用グローブについても!

野球

父がナイジェリア人、母が日本人でハーフのアドゥワ誠選手。2016年のドラフト5位で愛媛県松山市にある私立松山聖陵高校から広島東洋カープに入団。2年目から広島カープの中継ぎとして活躍し、頭角を現しています。

2018年のシーズンが終わり、年俸480万円から2200万円まで跳ね上がり、2019年のシーズンはさらなる活躍が期待されています。今回はアドゥワ誠選手のプロフィールや、登場曲・高校時代の実績・成績、さらには球種・球速・投球スタイルなど詳しい情報をお届けします。

 

アドゥワ誠のプロフィール

 

View this post on Instagram

 

スポニチ カープじゃけぇさん(@sponichi_carp)がシェアした投稿


名前:アドゥワ 誠(アドゥワ まこと)

生年月日:1998年10月2日

出身地:熊本県熊本市中央区

出身中学:熊本市立出水中学校

出身高校:松山聖陵高等学校

身長:196 センチ

体重:83キログラム

遠投:遠投120m

足の速さ:50m 6秒4

血液型:O型

登場曲:ジェロの「海雪」・南 一誠の「広島天国」

父:ナイジェリア人

母:日本人(元バレーボール選手)

ポジション:ピッチャー

年俸:2200万円(推定)

 

ナイジェリア人の父と実業団などで活躍した元バレーボール選手の母の間に生まれたアドゥワ誠選手。2歳年上の兄がいて、兄は九州国際大学付属高校時代には夏の甲子園でベンチ入りを果たし、現在は東京農業大学の北海道オホーツク硬式野球部で野球をしています。ちなみに身長はアドゥワ 誠選手と同じ196センチです。

小学1年生の時に兄が所属していた影響で地元の益城インター近くの詫麻台病院グランドを練習場としている少年硬式野球チームの熊本中央リトルに所属し、野球を始めました。その後小学6年生で身長180センチとなり熊本中央リトルの主力選手として活躍。

その後、熊本中央シニアに入団後は180センチあった身長が活かすためにピッチャーを始めます。すると長身から投げ下ろす伸びのある速いボールを武器に活躍し、才能を開花させていきます。さらに生まれ持った身体能力の高さからショートとしても活躍しています。

その後、愛媛県松山市にある私立の松山聖陵高校に入学。野球部に入部して、高校1年秋から公式戦でピッチャーとして登板し、高校2年生の秋大会からはエースピッチャーになっています。しかし、当時は130キロ前後の球速で、高校野球界で目立つピッチャーではありませんでした。そのためプロ野球のスカウトからの関心も薄かったと言います。しかし、選抜甲子園大会の出場がかかった県大会の初戦でピッチャーとして登板して、相手の打線に打ち込まれて大敗を期に、投げるボールのパワーとスピードをつける目的で肉体改造を始め、それが成果に結びつきます。

肉体改造を勧めたのは筑波大学野球部などで選手として活躍した荷川取秀明監督。朝は白米500g、夜は1000gと練習の前、練習後はおにぎりなど1日5食と砂浜ダッシュ70本やジム通いなどのハードデなトレーニングに励み、その努力により高校3年生の時には高校入学時より体重が20キロほど増えたといいます。その肉体改造の成果もあって130キロ前後だったは143キロまで上がる、一躍高校野球界のプロ注目の投手になります。

 

アドゥワ誠の実績・成績

高校3年生の春の愛媛県大会では4試合にピッチャーとして先発して、0.84という驚異の防御率の成績を残していて、圧巻だったのは香川県の強豪校である英明高校との試合。球速140キロ台のストレートを武器に13奪三振のノーヒットノーランを達成するといった素晴らしい成績を残しています。

そのノーヒットノーランがきっかけに長身で速いストレートを投げるピッチャーであることから「愛媛のダルビッシュ」と呼ばれるようになりました。そして夏の甲子園大会の出場のかかる県大会ではノーシードから勝ち上がり、松山聖陵高校を春・夏通じて初めての甲子園に導きました。夏の甲子園大会の成績は一回戦で強豪の北海高等学校と当たり、サヨナラ負けを喫していますが、アドゥワ誠選手はピッチャーとして187球を投げきるなど力投をしました。

甲子園大会でアドゥワ誠選手のピッチングを見ていたプロ野球のスカウトたちは「長身を活かして投げるストレートには伸びがあり、下半身を鍛えればまだ十分な伸びしろがある」「長身であることから体幹などのからだができれば150キロのストレートを投げられるピッチャーに成長する可能性がある。またピッチング以外にもフィールディングよく、野球のセンスを感じ、将来的に楽しみな選手」「長身から投げ下ろす角度があって大リーグのピッチャーのようにバッターの手元で微妙に動くストレートと精度が高いチェンジアップは素晴らしい」といった高い評価をしています。

その後2016年のドラフトで会議で広島カープから5位指名され入団、2年目で中継ぎのピッチャーとして活躍し、防御率3.74、勝率.750、6勝2敗の成績を残しています。

 

アドゥワ誠の球種・球速は?

【球種】

ストレート

カーブ

スライダー

チェンジアップ

【球速】

MAX153キロ

広島カープに入団後のアドゥワ誠選手は球速がさらに上がり、最速は153キロ。球種はバッターの手元で少し動くストレートと打者のタイミングを外す球速120キロ台の横に滑るように曲がるスライダー、球速110キロ前後の緩く大きく縦に曲がるカーブ、打者のタイミングを外す球速120キロ前後で沈むチェンジアップです。

 

アドゥワ誠の投球スタイルは?

ノーワインドから手足の長いからだを大きく使ったダイナミックなホームで胸を大きく後に反りながらからだ全体を使って投げるオーバースローの投げ方をします。バッターの手元で微妙に動く角度のあるストレートでカウントをとり、変化球またはストレートで空振りを取りに行くといったスタイルのピッチャーです。

アドゥワ誠選手の投球を分析するとストレートが約6割、チェンジアップが約3割、スライダーカーブが約1割といった球種配分になり、ストレート主体のピッチャーと言えます。

 

アドゥワ誠のグローブは?

アドゥワ誠選手の使っているグローブは広島東洋カープ・大阪近鉄バファローズ・南海ホークス(現福岡ソフトバンクホークス)・北海道日本ハムファイターズ、埼玉西武ライオンズなどの球団にグローブを提供していた実績のあるスポーツ用品メーカー「イクノ工房」のブランド「誠」。

往年の名ピッチャーとして活躍した江夏豊さんのグローブを作った経験を持っている職人がメーカーを退職した後に大阪府堺市で立ち上げ、野球グローブのオーダーグローブやグローブ修理と野球用品の販売などの事業を展開しています。

「イクノ工房」の「誠」のグローブは日本ではブランド知名度は低いですが、質に高さが定評で韓国プロ野球で愛用している選手もいます。アドゥワ誠選手が「誠」のグローブに出会ったのは中学時代とのことで、このブランド使い始めたきっかけが自分の名前の漢字と一緒だったためと語っています。

 

「誠」のグローブに関する記事はこちら

アドゥワ誠のグローブは伝説の投手が命名した!メーカーは?

 

まとめ

ここまで広島カープの若き注目右腕アドゥワ誠選手について解説しました。数年後にはローテーションに入って、広島カープ背負うようなピッチャーになるほどのポテンシャルを持っています。今後の活躍に期待したいですね。