長打が打てる打者を2番に起用する2つの理由

DeNA・梶谷
楽天・ペゲーロ

長打が打てる打者を2番に起用しているDeNAと楽天が好調ですね。バントが得意で小技ができる2番というのが日本の伝統的な野球ですが、最近は長打が打てる2番という新しい風が吹いていいます。

0アウト、ランナー1塁は送りバントをしないほうが得点が入るというデータもあります。長打が打てる打者を2番に起用する理由とは?

長打が打てる打者の打席回数が多くなる

当たり前のことですが、野球は上の打順のほうが多く打席に立つことになります。長打が打てる打者の打席に立つ回数が多くなれば、チャンスメイクまたはホームランの確率が上がり、得点に繋がります。

打順上位と打順下位、1試合で1打席回数が違うとプロ野球では1シーズンで135打席の差が出ます。長打が打てる打者を2番に起用すれば長打が出る確率が上がり得点力向上が期待できます。

ビッグイニングが作れる

足が速くて出塁率が高い選手が1番に起用されるので、2番はランナーがいる状態で打席に回ってくることが多くなります。1番が出て、2番がバントでランナーを進塁させ、クリーアップがランナーを返す、というのが伝統的な野球ですが、バントで相手にアウトを1つ与えてるので大量得点には繋がりにくというのがあります。

そこで、1番が出て、長打が打てる2番がヒッティングでタイムリー、さらにチャンス継続でクリーアップを迎えるという流れを作れば大量得点が期待できます。

長打が打てる打者を2番に起用することでギャンブル性はありますがビッグイニングが作れるようになります。

長打が打てる打者を2番に起用する是非

長打が打てる打者を2番に起用するのはギャンブル性があるので、投手を中心とした守り勝つ野球をするチームには合いません。そういうチームはバントがうまい小技ができる選手を2番に起用して確実にチャンスを作って2〜3点を守り抜くという伝統的なスタイルが合います。

点を取られてもその分打って取り返すといった打撃重視のチームは長打が打てる打者を2番に起用するというのが合っています。

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