高校時代に10年に1人の逸材として多くのスカウトから評価を受けていた寺島成輝選手は、大阪府豊中市にある私立履正社高校から2016年にドラフト1位でヤクルトから指名を受けて、2017年に入団しました。プロ入り後は怪我の影響もあって出遅れていますが、3年目の2019年シーズンは活躍が期待されています。
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寺島成輝のプロフィール
名前:寺島成輝(てらしま なるき)
生年月日:1998年7月30日
出身地:大阪府茨木市
出身中学:茨木市立東中学校
出身高校:履正社高校
身長:183 センチ
体重:86キロ
血液型:O型
登場曲:Hero’s Come Back!!
ポジション:投手
年俸:1100万円(推定)
生まれは大阪ですが、2歳の時から小学3年生の時までは東京に住んでいて、3つ年上の兄の影響で小学生で東京都国分寺市にある少年野球チームの「国分寺スカイホークス」で野球をはじめたといいます。その後小学生3年生から大阪に移り、少年野球硬式チーム「大阪茨木リトルリーグ」に所属。
寺島成輝選手はリトルリーグ時代からピッチャーをはじめ、中学生になってからは、創立して20年ほどの歴史を持って、大阪の箕面市を拠点として活動をしている中学生の硬式野球チーム「箕面ボーイズ」に所属しています。
そして中学生3年生の時に日本代表に選ばれ、世界大会で見事優勝を飾っています。その後大阪府豊中市にある私立高校の履正社に入学。履正社高校では1年生からベンチ入りを果たしていますが、3年生の夏まで甲子園の出場はありません。3年生の夏の甲子園大会では3回戦まで進出し、ドラフト選手として注目されるようになり、U-18日本代表にも選出されています。
U-18日本代表時代は第11回 BFA U-18アジア選手権大会にピッチャーとして登板して最速150キロのストレートを武器に日本の優勝に貢献しています。その頃から現在楽天イーグルスで活躍している藤平尚真選手、広島カープの高橋昂也選手、日本ハムファイターズの堀瑞輝選手などと同様にスカウトから高い評価を得ていました。
メジャースカウト「おもしろい」履正社・寺島高評価 https://t.co/ZB1TXHkDMD#履正社 #寺島成輝 #大阪 #高校野球
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2016年8月8日
寺島成輝のこれまでの実績
寺島成輝選手の履正社高校時代は、2年生の夏の甲子園大会の出場をかけての大阪大会では、大阪桐蔭高校に敗れていますが、大会4試合に登板して被安打13、奪三振43で防御率0.31と素晴らしい記録を残しています。
3年生になると、夏の甲子園大会で初の甲子園大会のキップをつかみました。甲子園大会では、2回戦の汎愛の打線を9奪三振の無失点に抑えています。またこの試合ではホームランも放っています。3回戦の大体大浪商戦ではストレート主体のピッチングで3安打完封、13奪三振を披露し、履正社をベスト8に導いています。
寺島成輝の球種・球速・投球スタイル
【球種】
ストレート
カーブ
スライダー
フォーク
チェンジアップ
【球速】MAX150キロ
身長183センチと体重86キログラムの恵まれた体格から球速150キロに迫るストレート、鋭く曲がり、落差のあるカーブ、フォーク、スライダー、タイミングを外して空振りを取れるチェンジアップなどの球種を持っています。ストレートや変化球をコースに投げ分けて、打者を打ち取っていくスタイルです。
寺島成輝のプロ入り後の成績
プロ1年目、9月30日に一軍で初登板を果たしましたが、5安打15失点と打ち込まれて、結果を出すことがで来ませんでした。結局1年目の一軍での登板はこの中日戦のみで、プロ2年目も一軍での登板は1試合のみに終わりました。
同じ年にプロ入りした楽天・藤平尚真選手、西武ライオンズ・今井達也選手、オリックスの山本由伸選手、広島カーブのアドゥワ誠などは既に頭角を現していますが、寺島成輝選手の潜在能力はまだ発揮されていません。寺島成輝選手のファームでの2018年の成績は、20試合に登板し、7勝5敗で、奪三振66個、勝率.583、防御率3.40。
また23歳以下の侍ジャパンに選ばれて、第2回 WBSC U-23ワールドカップにピッチャーとして登板し、6回途中まで投げて2失点の好投を果たしチームの勝利に貢献しています。
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寺島成輝のグローブ
高校時代からアシックスのグローブを愛用していてプロ入り後も変わりません。
#asics pic.twitter.com/18Fn0QmlBx
— 寺島成輝Terashima naruki (@79Pfb) 2018年1月23日
寺島成輝の怪我について
プロ1年目のキャンプ中に、左足内転筋髄膜炎の怪我をしています。左ピッチャーのため、どうしても左足の筋肉に過度な負担がかかることになります。このキャンプ中の怪我も左足の筋肉に過度な負担がかかったことにより起こり、筋肉を覆う膜である筋膜が炎症を起こしています。
怪我の症状としては、肉離れ程はひどくはないのですが、その左足内転筋髄膜炎の怪我によりプロ1年目でつかみとった1軍から2軍落ちの経験をしています。
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プロ入り後はまだ本来の力を発揮できていない寺島成輝選手ですが、潜在能力は高いため、プロ3年目の2019年のシーズンは期待したいですね。