投球の幅を広げるには「半速球」を使う!

球威のあるボール、キレのある変化球が投げられることに越したことはありませんが、そう簡単に投げられるようにはなりません。現状の実力で投球の幅を広げるには「半速球」を使うのがいいでしょう。

半速球とは『ストレートの球速を少し落としたボール』です。ストレートの球速を少し落としただけでは棒球で打たれてしまうのでボールを少し変化させます。

カットボールがまさに有効な半速球で、ストレートの握りを少しスライダー気味にしてストレートを投げる感覚で少しだけ変化させます。カットボールはストレートの握りを変えるだけで簡単に投げられ、変化が小さいのでコントロールもしやすいのですぐに取得できます。

カットボールに限らず、ストレートの握りを少しシュート気味にして少し変化させるのも有効で、他の変化球のように曲がりが大きなくても曲がりが早くても問題ありません。
半速球があると、打者有利のカウント、2-0(2ボール0ストライク)、2-1(2ボール1ストライク)で有効に使えます。

打者がストレートを待っているカウントで、投手はストレートを避けたくても変化球でさらにカウントを悪くするのを嫌がり、やむなくストレート選択して打たれることがあります。
そこで、打者がストレート待っているカウントで投手がストライクが欲しい場面で半速球を投げるのです。

打者はストレートを待っていて、ストレートより少し遅いボールが来ると見逃したり、打ちにいってもタイミングを外して打ち損じたりする可能性が高くなります。半速球は三振を狙いにいくときに使える変化球ではありませんが、困ったときに使える使い勝手のいい変化球です。現状の実力で投球の幅を広げるには「半速球」がオススメです!

 

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