野球未経験者から本格的にやってきた人まで、さまざま年齢の人たちが気軽に楽しめるのが草野球の魅力です。そんな草野球を楽しむために、人気の軟式用高性能バットを紹介し、バットの選び方などの情報も一緒にお届けします。
【2020年】草野球で人気の高性能バット7選
ではまず始めに、草野球で人気の高性能バットを7つ紹介します。
【おすすめのメーカー・商品】
・ミズノビヨンドマックス ギガキング
・ミズノビヨンドマックス オーバル
・ルイスビルスラッガー カタリスト ニュートロン
・SSK MM18
・ローリングス ハイパーマッハ3
・ローリングス ハイパーマッチョ
・ZETT 「ブラックキャノン」
ミズノビヨンドマックス ギガキング
長さ:83〜85センチ
重さ:710〜780グラム(平均)
バランス:ミドルバランス・トップバランス
高性能バットの先駆けともいえる、軟式用バットの芯部分にウレタン素材を使用した「ビヨンドマックス」 の最高峰「ビヨンドマックス ギガキング」ウレタン系バットの中でも最高クラスの性能で従来の打球平行部いわゆるミートエリアを広げ、そのミートエリアに反発力に優れ、ボールを柔らかく受けとめる弾性力に優れている「フラルゴPUフォーム」の新素材を厚く施し、ミート力の向上と共に、飛距離をアップさせた革新的なバットです。
ミズノビヨンドマックス オーバル
長さ:82〜84センチ
重さ:670〜690グラム(平均)
バランス:トップバランス
バットの芯の構造が楕円型になっているので、ボールとの接触面積が大きくなるといったメリットがあります。しかも軽さと反発力に優れている繊維強化プラスチック素材のため、バットのスイングスピードも上がりやすく、またボールもよく飛ぶといった特徴があります。またバットの芯がオーバル構造すなわち楕円型のため、面による打ち分けが可能になります。
ルイスビルスラッガー ニュートロン
長さ:83〜85センチ
重さ:710〜740g平均
バランス:セミトップバランス
ルイスビルスラッガー「ニュートロン」の2020年モデル。があり、バランスはミドルバランスとトップバランスの中間「セミトップバランス」。ボールを打った時に手に感じるしびれ防止とバットにしなりを出す目的で、グリップエンド側が硬く、ミートエリアには柔らかくて、反発力に優れた高純度のカーボン素材を使用しているといった2重構造のバットです。手元部分とミートエリアとのジョイント部が細くなっているので振り抜きやすい人気のバットです。
SSK MM18
長さ:83〜85.5センチ
重さ:700〜750g平均
バランス:トップバランス
SSKの2020年ニューモデルの高性能バット。ウレタン部分が18mmと肉厚の設計で軟式ボールを打っても潰れずに打球を弾き返すことができます。日本で販売している一般軟式用バットは85センチが最長でしたが、それを上回る85.5センチという長さもあります。
ローリングス ハイパーマッハ3
長さ:83〜85センチ
重さ:630〜660グラム(平均)
バランス:ミドルバランス・トップバランス
黒色のトップバランス、水色のミドルバランスでミートエリア部を通常のバットよりも長くしたタイプのバットのため、打ち損じが少なくなり、ヒットの確率が上がります。またカーボン素材のため軽量となり、振り抜きやすさ抜群の人気のバットです。さらにM球の特徴であるディンプル部によく、フィットしてボールをしっかりととらえることができます。
ローリングス ハイパーマッチョ
長さ:84cm・85cm
重さ:690g・700g平均
バランス:セミトップバランス
最近の軟式用バットは軽量化傾向にありますが、体が大きくて力があり、軽いバットは物足りないという人にはローリングス 「ハイパーマッチョ」がおすすめ。重さはありますが、バットがしなりやすい設計でスイングスピードも上がりやすくなります。
ZETT ブラックキャノン
長さ:83〜85センチ
重さ:710〜780グラム(平均)
バランス:ヘッド(トップ)バランス
ミートエリア部がたわみを持たす内側層、軟式野球の公認球のM球に対応するための特殊ラバー、最外層の3重構造になっているバットで、ボールを強く速く飛ばすことができます。さらにバットのグリップ側が硬い構造のため、打撃時のしびれやバットの逆反りを抑えられることができます。
草野球のバットの種類
草野球では軟式用バットを使用します。その軟式用バットの種類は様々で「素材」「長さ」「重さ」「バランス」に違いがあります。
「素材」に関して言えば、カーボン・ウレタン・超々ジュラルミンなどで、カーボンは、強化プラスチックの素材を用いたバットで、高い強度と軽量感に、ボールを遠くに飛ばす優れた反発力を持っています。また、軽量であるため、バットコントロールがしやすいバットでもあります。
ウレタンバットは、近年最も主流と言えるバットで、先端に近い径の大きな部分に柔らかいウレタン素材を使用していて、軟式ボールがバットに当たった瞬間の変形を抑えることができます。
超々ジュラルミンバットは、強度があって、しかも軽い、アルミニウムを主体とした合金であるジュラルミンの素材を使って作られたバットです。超々ジュラルミンバットは、バットの打球部が硬いため、ボールが当たっている時間が長くなり、結果としてボールを遠くへ飛ばすことができます。
草野球で使用するバットの「長さ」は83〜85センチで、一般的なのは「83センチ・84センチ」、好みや身長・パワーによって選ぶ長さが変わります。
バットの「重さ」に関しては、一般的に草野球では重さ650グラム~750グラムです。その重さよりも、さらに重い800グラムや、900グラムほどのバットを使う選手も稀にいて、重いバットはボールがよく飛ぶというメリットはありますがパワーがなければ扱うことができません。バットの性能が年々良くなっていることもあって重さがなくても遠くに飛ばせるようになっているので、重いバットを使う人は少なくなっています。
バットの「バランス」は、トップバランス・ミドルバランス・ニアバランスの3つあります。トップバランスは、バットのヘッドの部分が重い、重心がバットの先端にあるタイプで、バットを振った時にヘッドが回転しやすく、優れた遠心力を発揮することができるので飛距離が出しやすく、パワーヒッター向けです。
ミドルバランスは、バットのグリップ側とバットのヘッド側の中間に重心があるタイプで、バットをボールに当てやすく、ボールを遠くへ飛ばすよりは、野手と野手の間を抜いてくくような、ヒットを量産するアベレージヒッター向けのバットです。
また、あまり使っている人は見かけませんが、バットの重心が一番グリップよりにあるニアバランスのバットもあります。
草野球のバットの選び方
草野球のバットの選び方のポイントは【素材・長さ・重さ・バランス】です。
バットの種類の項目で説明しましたが、バットの素材には、軽くて扱いやすいカーボンを使用したバット、最も人気がある高性能のウレタンを使用したバット、ボールを遠くへ飛ばすことに優れた超々ジュラルミンを使用したバットがあります。
こだわりがなければ、軽量でよく飛ぶ高性能のウレタンバットが無難といえます。ただしウレタン製のバットは値段が高めではあります。バット長さに関しては、83センチ・84センチ・85センチの3種類の中で、83センチまたは84センチが無難です。身長が平均より高めでパワーに自信があれば84センチ、それ以外の人は83センチを選ぶのがいいでしょう。
バランスを選ぶ時には、自分がどのようなタイプのバッターかということを考えた上で選ぶことが大事で、アベレージヒッターなら「ミドルバランス」、パワーヒッターなら「トップバランス」がおすすめです。
草野球で人気の高性能バットを使おう
ここまで、草野球のバットの種類や選び方について解説してきました。また人気の高性能バットについても紹介しましたが、いかがだったでしょうか。ぜひバット選びの参考にしてみてください。
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