バットのグリップは『丸い』形をしているのが普通ですが、その常識を覆す楕円形のバットがあります。それはレボルタイガーの「Jグリップ」というバットで、イーストンのグリップが回るバットが出ててきた時と同じくらい野球界にとっては衝撃でした。
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この記事ではレボルタイガーの「Jグリップ」を使うメリットや実際に使った感想と評価を紹介していきます。
レボルタイガーの「Jグリップ」のバットとは?
楕円形グリップのJグリップバットは歴史あるスポーツメーカー『美津和タイガー』が製造しています。美津和タイガーは創業1947年、戦後まもない頃から現在まで続く老舗スポーツメーカーで、かつては阪神の主力選手も使っていました。現在はミズノ・SSK・ゼット・ローリングスなど主要メーカーに比べると使用者は少ないですが、楕円形のグリップ「Jグリップ」を開発・販売するようになってから再び注目を集めています。
Jグリップのバットを使うメリット
ではJグリップのバットを使うとどのようなメリットや効果があるのでしょうか?メーカーが発表している主なメリットや効果は以下の通りです。
・グリップが指先にはまる
・スイングスピードの向上
・スイング軌道の修正
・怪我の軽減
グリップが指先にはまり、バットとの一体感を感じられるような握りやすさがあり、スイング全体の制約がなくなりスイングスピードの向上が期待でき、また握りが固定されることでスイングの軌道が一定に修正されます。また手・手首への負担が減り、怪我の予防効果もあるといいます。
Jグリップのバットを使った感想
ではここからは実際にJグリップのバットを使った感想を紹介していきます。ちなみに使用したのは以下のモデルです。
品番
HBAX14PS-385
85センチ・680グラム
「Jグリップ」を握った感想は、フィンガーグリップだと握りやすい。ただ、パームグリップだと違和感を感じます。これはあえてフィンガーグリップで握らせるためであると思います。
『パームグリップ』と『フィンガーグリップ』の違いは『パワー系もバットの握りは『フィンガーグリップ』のほうがいい?』で解説しています。
楕円形グリップはグリップの面積が広いので、手のひらに乗せる『パームグリップ』だと太すぎて握りづらく、手に引っ掛ける『フィンガーグリップ』だと手を引っ掛けやすくフィットします。
試合でJグリップのバットを使った感想
スイングスピードの向上はわかりませんが、確かにグリップは握りやすく、スイングもしやすいと感じました。ただ個人的にはバットが『軽すぎる』と感じました。
軽量で反発がいいというのが、売りだと思いますが、ヘッドの重みと遠心力を利用してフルスイングするタイプの打者には軽すぎてヘッドの返りが早くなってしまいます。
ミート重視のアベレージタイプの打者向けでであれば、スイートスポットも広く軽くて扱いやすい思います。そもそもそうした打者向けに開発されたバットなのかしれません。(憶測です)ですのでレボルタイガーの「Jグリップ」のバットは『フィンガーグリップ』でアベレージ系の打者にオススメのバットです。長距離ヒッターにはあまりおすすめできません。
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