サイドスローの先発投手が少ない理由とは?先発として必要なことは?

プロ野球で、サイドスローの投手は中継ぎのワンポイントで重宝されることが多いのですが、先発投手が少ないのはなぜでしょうか?

サイドスローの先発投手で成功しているのは、過去には斎藤雅樹さん、川尻哲郎さんがいて、現役ではヤクルト・館山投手がいますが、彼らはなぜ先発投手で成功することができたのでしょうか?

サイドスローの名投手といえば?

巨人・森福
中日・又吉
ヤクルト・館山
日本ハム・宮西
西武・十亀

巨人・森福投手、中日・又吉投手、日本ハム・宮西投手は中継ぎ投手として活躍しています。

館山投手は、ここ数年こそ故障に悩まされていますが、かつては5年連続二桁勝利をあげたことがあり、西武・十亀投手も数少ないサイドスローの先発投手です。

サイドスローの先発投手が少ない理由とは?

サイドスローは腕を横に下げた投げ方で、右投手なら右打者、左投手なら左打者を得意とします。

ボールの出所が見づらく、スライダーやカーブが外に逃げていくので、サイドスローを苦手とする打者は多くいます。

そのため、ここ1番のピンチの場面で、右打者に右サイド、左打者に左サイドのンポイントとして重宝されます。

しかし、いい投手であれば、ワンポイントではなく、先発として起用してもいいように考えられますが、サイド投手には弱点があって、その弱点が先発投手には向かないのです。

その弱点とは、右サイドなら左打者、左サイドなら右打者です。

この場合では、打者からすると出所が見やすく、苦にならず、武器になるスライダーやカーブも内に入ってくるボールで打ちやすくなります。

そのため、アマチュア野球では、右サイドスローの好投手がいると打線に左打者を並べるといった作戦をとることがあります。

サイドスローは弱点を突かれると攻略されやすいため、先発投手として活躍するのが難しいのです。

そんな中でもサイドスローで先発として成功してる投手の違いとは何でしょうか?

 

サイドスローの先発投手に必要なことは?

成功しているサイドスローの先発投手に共通することは、シンカーやシュートなどの外に逃げるボールを持っていて、右サイドなら左打者、左サイドなら右打者に逃げるボールを有効に使っていることです。

かつての斎藤雅樹さんや川尻哲郎さんは左打者へはシンカーやシュートを有効に使って左打者を抑えていて、ヤクルト・館山投手も西武・十亀投手も同じです。

外に逃げるボールがあると、右サイドで左打者、左サイド右打者でも、攻略が難しくなり、弱点を克服することができます。

サイドスローの先発投手に必要なことは外に逃げる変化球で、シュート、シンカー、スクリューがあると先発投手としても成功しやすくなります。

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